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原子力資料情報室 澤井正子氏の話

6月25日自由の森学園、自由の森学園大音ホール
原子力資料情報室 澤井正子氏をお迎えして学習会を行いました。
以下、話を伺いながら書き留めたコンテンツと動画のリンクです。
動画は細切れで申し訳ありません。

動画はこちら
































澤井正子氏の話 概要


みなさんと一緒に学ぶ物としていきたい。
子どもは自由の森も考えていた。
大学に行っても、自由の森の友だちがいる。
比較的自由な発想をする学校のなかでこのような勉強会を開いていただいて感謝している。

原子力はわかりくい、それを平たく言いたい。
写真、これが福島第一原子力発電所。
並び方にも理由があります。
今は水素爆発をして、この姿はない。

大量に電力を作る発電システムは
お湯を沸かして蒸気でタービンを回す。
原子力の場合は、ヤカンの中を中性子が飛び交う。

発電システムの大きな矛盾。
ここで作った熱の3分の1しか電気に変えられない。
3分の2は温排水として海に捨ててしまう。

火力は、熱を持った蒸気を他のものに利用できるが、
すべてに放射能が入ってしまうので、他に利用が出来ない。

格納容器には70気圧をかけている。
核燃料棒のダミーを原子力発電所に行くと見せてくれる。
ウランのペレットに書かれている言葉、
「あなたの家庭の電気約11ヶ月分」
たったこれだけで、こんなにまかなえる夢のエネルギーといううたい文句。

コントロールが出来ない。
限りなく丈夫にしなければ放射能が閉じ込められない。
限りなく薄くしなければ、熱は取り出せない。
非常に矛盾している。
管と言っているが、実は膜。
亀裂ピンホールは当たり前。
自分が発電しているときには、動かせるが、
自分が電気を作らなくなってしまうと、外部電源がなければ動かせない。
ジルコニウムが水と反応して水素を発生してしまう。

温排水。
7度上がる。
生態系には大きな問題がある。
東京湾には原発は無いが、火力はある。
どれも自然への付加を与えなければ、大量の電気は作れない。

ウランの核分裂。
火も煙も出ない。
中性子のコントロールをするのが原発。
それを失敗したのは
チェルノブイリ、核分裂の暴走。
スリーマイルで冷却剤の消失。
日本の現在の原発は54基。
狭い国土にある。
冷却には海水を使うので、すべて海岸。
過密が問題。
地震で全部やられてしまうと一カ所に集中立地しているのが問題。
カリフォルニア州と同じ面積の日本に54基の原発がある。
東京電力の発電所が、東北電力から電力をもらって動いている。

原発の立地。
ひとつの自治体で作ると反対されるが、
二つの場所に作ることで懐柔策をとれる。
発電所の建ち方の理由は、交付金の問題。
地元にどうやってお金を落としていくか、ということを考えて順番を決めている。
地元にあるメリットは交付金のみ。
あるのは事故の危険性のみ。
電気も無い。
今回でている放射能は、東京地方の人たちのための電気の放射能。

地震
破壊された断層面の距離、500キロ。
大きな余震が続いた。

女川。
制御棒を入れたが、冷却には苦労した。
クビの皮一枚で成功した。
タービンは壊れていた。

福島
冷却に失敗。
4号機は運転していなかったのに水素爆発。
1000度を超えると管が溶ける。
2000度超えると自分が出す熱で自分が溶けてしまう。
核燃料は、今どこにあるかわからない。
補償、収束にむけた工程表などが出ているが、
終わっていない。
スリーマイルは、溶けたが、圧力容器の外には出なかった。
それがわかったのは10年後。本当のことはわからない。
被害は何十年も先まで続いていく。
チェルノブイリが25年経っていても被害がまだまだ出ている。
ヒロシマナガサキ、がんの発症率が下がってやっと収束がわかった。
それは45年目だった。
4号機は、プールの水も冷却系を持っているが動かなかった。
運転していなかった4号機。
定期点検をするときには、普通は全部出さないが、交換のために出してあった。
その熱で爆発をした。

原子力災害の大きな問題。
遺体の捜索も出来ない。
復旧作業も出来ない。
原発震災。
助けにも行けない。
こういう社会を私たちは作り出してしまった。

ベント、冷却ができないために格納容器は圧力容器のなかで何かあったときに
放射能を絶対に出さないようにするために作ってある容器。
建家は気密性がない。
ベントは格納容器を守るために作ってある。
政府は後手後手に回っていた。
情報が全部隠されていた。

放射能の話。
セシウムについて。
強制退避になっている地域のひとたちはその外側に逃げた。
フランス原子力安全局のシュミレーション。
関東、東京は汚染。
圧倒的に海側に排出されている。
愛知県の近くまで、静岡県まで。
日本の政府の情報には無い。

放射能の基礎。

自然放射線量
地球上にいたら、自然放射線というのをみんな浴びる。
地球はもっと線量の高い時期があった。
最近は下がってきた。
1年、1人2.4ミリシーベルト
日本平均、1.4ミリシーベルト
放射性物質ウラン、プルトニウム、ヨウ素、セシウム
ラジウム、ポロニウム

物質としての毒性を持っている。
水銀や鉛に近い。
放射性の毒性と科学毒性
ベクレル 放射能の強さを表す単位。
シーベルト 人が受けた放射線影響の度合いを表す単位

プルトニウム 飛ばない代わりにそこですべてのエネルギーを出す。
放射線を出しながら、安定した物質になろうとする。
半減期が短いものはどんどん放射線を出している。
半分にはなっていくが、違う放射能になっていくだけ。
ヨウ素は気化しやすい。
ウラン45億年。

人間の歴史を超えるような時間をもって宇宙のなかに存在するようなものを人間は作ってしまった。
核分裂生成物は死の灰。

ヨーロッパの人たちは反応が早かった。
なぜなら、汚染された食料を食べさせられたという経験があるから。

今までの原子力政策では、「事故は起こらない」という前提。
10キロ圏内しか避難訓練をしていなかった。
自治体もどうしていいのかわからなかった。
まったく事故対応がなかったのが福島。

イメージ
1ミリSv=一回の放射線ダメージ

1ミリSvという自然の放射線量に対応できるような体にはなっているが、
5ミリなら5回。人間の遺伝子の情報が間違ったまま伝えられていく。
修復が追いつかない。
「ただちに影響がない」少し時間がたったら影響がある、と考えるべき。
私の代では影響無い。
成長期の子どもには問題が大きい。

ヨウ素剤は、50歳以上のひとはもらえない。
そのくらい、子どもは守りましょう。ということ。

福島の状況。
20mSvは20年分の汚染。
自然放射線量以外の放射能はだめ。
水、土、空気など、命のもとが汚染されてしまっている。
20mは外部線量だけの基準。
国が被曝を強要している状態。

低線量なら大丈夫とは考えない。
世界の常識。
どんな低線量でも人間への影響がある。
1年間食べなければ大丈夫ということはない。
日本
自然放射線量1m+原発での恩恵を受けている1m=2mSv
法律上そうなっている。
原発労働者、浜岡10年で51ミリシーベルト=白血病で死亡。
10年間で平均5m。
浴びさせていいという量はない。

食品の暫定規制値
3月11日を超えて、日本の社会は変わった。
放射能とどうつき合っていくか。
新潟、米の作付け制限をしている。

チェルノブイリの事故後、輸入基準370ベクレル(生活クラブ37ベクレル)
現在の日本の暫定基準値 500ベクレル
わからないから不安になる。
ドイツでは線量を表示して売った。
どういうふうにつき合っていくのか、消費者が考えていくしかない。

原子力村とそれを支えてきたわたしたち国民の側にも考えていかなければいけない。
なぜ原子力大国になっていったか。
国是。
日立東芝三菱重工と、労働組合
ウラン燃料を買うのは商社。
原子力委員会
原子力安全委員会
司法(安全のお墨付き)

質問
原発労働者の被曝限度、50mは20mだったような気がするが?

年間最大50mSv
5年平均20mSvをめざす 紳士協定
1年間は最大50mSv
5年間では100mSv以内
労災認定はされるが、違法性はない。
法律違反をしていないということで謝罪もしていない。
被曝労働がなければ原発は動かせない。
定期点検には2000人必要。
こういう人たちがいないと動かないのが原発。
下請け、孫請けのひとたち。
東電の写真は特別に労使協定を結んでいる。

除染とは?

ひたすら洗い流す。
雑巾で拭い取る。
それしかない。

3号炉について?
爆発は水素爆発か、核爆発か。

1号機と違っていた。
はっきり言ってわからない。
あの爆発によって、すごい中性子が出たのかというと確認されていない。
あの光はなんだったのか、と言う事は確認が必要。
核燃料の破片のようなものが遠くまで飛んでいるという情報もある。
プールにはモックス燃料はない。
ウランにプルトニウム燃料を混ぜ込んだ燃料。
ウラン燃料の為に設計されている炉に、結果的ではなく最初からプルトニウムを入れている。
ウランよりも早く溶け始めてしまうのがプルトニウム。
制御棒の効き目が悪くなる。
核燃料の並べ方によって、臨界が起こってしまう。
燃料を並べているだけで核爆発が起きてしまう。
それが原子炉。

水の放射線量についての測定値が信頼できるか?

ただ測ればいいというものではない。
測る機械によってちがう。
グレーゾーンが全然違う。
検出限界を標記しているか否かを確認。
数値をどこで我慢するかという問題。
浄水器のカートリッジはすべて放射性廃棄物になるという話。

母乳の問題はある。
よく質問がある。
今までなら、玄米、野菜も皮付きだったが、
これからは根菜も皮をむき、米も精米をして、それなりに考える。

チェルノブイリでは、外から安全なものを送って食べさせる運動があった。
子どもの給食には、西のほうから安全なものをおくるなど。

チェルノブイリでは、ホットスポットがわかるまでに10年かかっている。
汚染の全体の状況がわかるまで時間がかかる。
汚染の実態を把握するのがすごく大切。


現在関東地方にどう放射性物質が来ているのか。
それは福島原発のどこから出ているのか。
格納容器から。

放射線量3月11日以前のレベルよりは若干高い。
食べるものの危険と恐怖を感じ続けるダメージ。
正しく怖がる、避けるものは避ける。

何しろ事故を小さく見せよう、何もなかったかのようにしたいと言う政府。
報道がしょうがないというのではなく、気がついたものたちがつながって政府に物を言っていくこと。
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