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わくわくキャンプ

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今年も自由の森の小学生キャンプ
「わくわくキャンプ」に行ってきました。

キャンプは今年で五年目。
お手伝いのボランティアさんたちもすっかりベテランで
わたしはいつも凄いなあと見とれています。

自由の森を肌で感じてもらいたい!という思いで始まったキャンプですが、
今年も30名の定員があっという間に埋まってしまったそうです。
すごい。

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これは本部。
何しろたった二日間なので、お互いに早く知り合って楽しい時間が過ごせるように、
そして迷子になったりしないように、と
撮ったばかりの子どもたちの写真を班ごとに貼ってあります。

写真を見ながら、この子どこにいるか知らない?とか
この子おもしろいのよー、さっきねえ...とか。
スタッフ同士の情報交換ができるので役立ちます。

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熱中症にならないように、水の確保も万全。
巨大クーラーボックスにたっぷりの水と氷がスタンバイです。

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グランドにみんなで張ったテント
夜になるのを待っています。

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今年のキャンプのテーマは『縄文人になろう』。
これは子どもたちが社会科の教員のみなさんと作った「矢じり」。
さて、これで何をするかというと、

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まずは弓矢をつくって、

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そして練習。
そして
そして

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鹿狩り

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獲れた鹿はこのナイフでさばいて

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焼いて食べました。
よく焼かなきゃだめよーと叫ぶお母さんボランティアさんたち。

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もう大騒ぎ

注*鹿肉は北海道の、信頼できる精肉店から送ってもらったお肉です。

一日の活動が終わって、寮体験(シャワー)をし、
そのあと食堂で晩ご飯(栄養満点ハンバーグ定食)、
そしてそしてお待ちかね

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肝試し!
みんなで説明を聴いています。

だいぶ怖がってたのに、
体育館に帰ってくると一気に余裕の顔になり、
ぜーんぜん大したことなかったよ、という男の子たちに大笑いでした。

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肝試しも終わり、なかのさんから寝る前のお話。
なかのさんの身ぶり手ぶりの自由の森話に、みんな大笑い。

なかのさんは、子どもと話すのがほんとうに上手です。
翌日子どもたちは、なかのさんのことを「イエ〜イの先生」と呼んでました。
この子たちが入学したら、「なかのさん」って呼ぶようになるんだなあと
そんなこと想像するのもたのしいです。

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早朝のカブトムシ取りのあとの朝ご飯。
みんな良く食べてたねえ。

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今年は大人気のパン定食でした。
すべて食堂で焼いている、余計なものが一切入っていないすごいパンです。

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班ごとに中学教頭のひろっちゃんが分けてくれた食券がこちら

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水がなくならないように

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二日目は水鉄砲づくり

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暑さも気にせず熱中してる子
賢く木陰をさがして作る子たち

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大人も子どもも真剣です

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お待ちかね水遊び

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汚してしまったけど
どうしてもこの洋服着て帰りたいの
お気に入りだから

という女の子のために
ボランティアのお母さんが洗って干してくれました。
すぐ乾いてよかったね。

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延々と水遊びをしたあとに、
流し素麺をしてスイカ割りして
今年のキャンプが終わりました。



いつもキャンプが終わるとおもうのは、
参加してくる子どもたちのことを自分の子どものように見つめたり、
気を配ったり、心配したりそして怒ったり、
そういう自由の森のお母さんお父さんボランティアさんの存在です。

子どもたちは暑くてもヘッチャラで走り回っていますが、
大人にとっての真夏のキャンプはかなりハード。
それでもめいっぱい自由の森を楽しんで、感じて欲しいという思いがあって
みなさん毎年準備を重ねて、手伝っています。

今年は社会科の教員のみなさんが、
『縄文人になろう』という魅力的なテーマを用意して下さり、
子どもたちは二日間、夢中になって色んなことにチャレンジしていました。

わたしの尊敬する林竹二さんが

真の学びの前では学力の高低など吹き飛んでしまうんだよ
そこに深い学びが生まれるんだよ

というようなことをおっしゃっておられて
今回、この『縄文人になろう』という一連の活動に参加する子どもたちの表情に
そのことを改めて感じました。
学びと遊びの間に境界線なんてないんだなあということも。

参加者の小学生、そしてボランティアの在校生、卒業生。
ほんとうに色んな子たちがいて、たのしかったです。

無理して笑顔を作ってる子
自信がなくて周りを攻撃することで自分を守っている子
みんなの勢いについていけなくて1人座ってる子
まわりのことなんか全く気にせず
興味のある方向へどんどん突き進む子
みんなみんな素敵でした。

ありがとう!






自由の森の30周年に行ってきました

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自由の森の30周年に行ってきました。
写真は、お手伝いをさせてもらった雑貨屋「森の手」の
ワークショップでつくったフェルトのお人形。
のめり込んで三つも作ってしまいました。

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こちらは、「気になる会」の放射能測定体験。
地図に貼られているのは、いろんな人の測ってくれた数値です。
大人の字あり、子どもの字あり、自森生の字もあります。

この日の様子はブログ「気になる会」を見ていただくことにして。
http://huukaen.blog.so-net.ne.jp/

「森の手」も「気になる会」も
気がつけば在校生の保護者と卒業生の保護者がいっしょになってやっていて
ふつうの学校なら、横だけでつながる親たちが
縦にも斜めにもつながって、色んなことをやっている、
それが自由の森なんですね。
保護者だけでなく、子どもたちも。
得難い場所だとおもいます。

今日あるところで、
本来「自由」と「民主」は対立するものなんだよ、という話を聞きました。

自由というのは境目がない(ボーダレス)ということ、
一方民主とは個々の違いがある(ボーダー)ということ、だと。
政治の話の解説だったのですが、
おもしろいなとおもいました。

我が子が自由の森を卒業して半年。
自由の森って、どんなところだったんだろう?
そんなことをよく考えます。

自由であるということ、そして民主的であるということ。
この二つをうまいぐあいに機能させていくのはたいへんなことです。
たくさんの「思い」を持った人たちが
自由に、そして民主的になにかをやっていくことのたいへんさを思いながら
たくさんの人たちのエネルギーを感じた一日でした。






自由の森が出来て三十年

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10月11日は自由の森の誕生日だそうです。
と言っても、学校がはじまったのは4月1日のはずなので、
この日は、自由の森を創ろうとした人たちにとって
きっとだいじな、おおきな記念の日なんでしょうね。

自由の森を創った人たちが、どんな気持ちで30年前のこの日を過ごしていたのか。
それを想像するだけでわくわくします。
なぜならそれは、今ある学校というものに無い物を生み出そうとする動きだったわけなので。
無いものを創りだすって、すごくわくわくするなあと、すごいなあと思います。

そしてこの日、自由の森ではお祭りをやるそうです。
春からはじまった実行委員会には、卒業生、在校生、教員、そして保護者。
いろんなところから、立場から自由の森に関わっている人たちが参加していました。
このごちゃごちゃ感が自由の森なんだなあと、改めて思いました。

自由の森っていうのは、入り口も開けっ放しで。
え、だいじょうぶ?ってぐらいの風通しの良さというか吹きっさらしというか。
そこで10月11日に、30周年記念イベントをするというのだから
どんな風になるのかは、行ってみないとわかりません。

わたしは根っからのイベント嫌いで、25周年に行きませんでした。
今回は、「気になる会」と「森の手」で参加します。
「気になる会」では、在校生のみなさんに放射線量の測定器を貸し出します。
「森の手」では、財政支援のために手作り品(写真)を売ります。

自由の森という広くて開けっ放し、吹きっさらしの庭は、
今ここで学びをつくっている生徒たちと教員の皆さんのものだとおもうので、
わたしはなるべく、こっそりひっそりやるつもりです。
ということで、自由の森のみなさん、一日お邪魔致します。



保護者はつづくよどこまでも

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つづいております、保護者。
卒業して半年、同じクラスにスリランカ出身のお母さんがいて
そのかたにスリランカカレーを習おうと卒業式の日に話がきまって
つくってきました、スリランカカレー。

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子どもたちは自由の森を卒業しても、
保護者のつながりはつづいています。
今回はクラスだったけれど、多種多彩な自由の森の保護者。
いつも知らない世界に触れさせてもらっています。

卒業したのにいつまでもしがみついてちゃだめかなあと言ったら
自由の森の保護者ではない友人がこう言ってくれました。

学校っていう場所をきっかけにして
いろんな人が出会ったりつながったりしていく、すてきじゃない!

子どもを持ったことで開いた窓がたくさんあって
自由の森との出会いもそのひとつ。
だいじにしたいとおもいます。




わくわくキャンプ「子どもだったころを思い出せ」

2014わくわくキャンプは8月7日、8日の二日間。
集まった小学生は29人。

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何年も前に保護者の有志のみなさんが立ち上げた小学生キャンプが
学校主催になってから二年目のキャンプに今年も参加してきました。
写真はカブトムシの餌作り、刻んだバナナに焼酎を混ぜているのはひろっちゃんです。
ひろっちゃん=内沼さん=中学校の教頭さん。
ひろっちゃんの笑顔を見ると、なんでも手伝いたくなっちゃうのは私だけ?

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班ごとにえさづくり。
この班は小学生3人、ボランティアのお姉さんお兄さんおじさんおばさん
よーく発酵するようにまぜてまぜて、みんな真剣です。

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えさづくりの後はテント張り。
おねえさんおにいさんの力を借りて、子どもたちがテントを立てていきます。
長い棒をつなげたり、杭を打ち込んだり。
今夜の寝床を協力しながら自分たちでつくる。
キャンプのだいじな共同作業です。
はじめて会った小学生たちも、そしてボランティアさんたちも
いっしょに何かを作ることで、お互いを知っていく時間。

ふざける子、一所懸命な子。
お互いの様子を見ながら盛り上がったり腹を立てたり。
文句を言いたいのを我慢して、それとなく張り合ってみたり。
何かを作りながら関係を作っていく、
そこにキャンプの意味があるんですね。

制約と規制の多い社会にあって、
自由の森という場所はいろんな物を自由に作れる場所だからこそ
人と人が関係を作っていくための目に見えない条件が揃うのでしょう。
それを生かしきれるかどうかは、関わる大人にかかっているのではないかと、
はじまったばかりのキャンプで考えていました。

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テント張りで汗をかいた後は、みんなで体育館へ。
今年は、ご自身でも子どもたちのキャンプを立ち上げている理科のHさんが参加してくださり
楽しい歌やゲームで、一気にキャンプの空気を爆発させてくれました。
知らない場所へ来て、知らない人たちと会い、何かはじまるのかもわからない。
そんな緊張が続いていた子どもたちからも、大きな声が出てきました。

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ゲームで盛り上がったあとは夕食づくり。
理科室の前の石焼き釜のある庭で、さっそく火起こしです。
火起こしの『師匠』こと卒業生のお兄さんに見てもらいながら、
必死で火を起こしています。

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班ごとに協力して、かまどに石を積んでいるところ。
うまく燃えるようにするにはどんな風に薪を組めばいいか。
あーでもない、こーでもないと真剣な子どもたちを見ているのはとても楽しくて。
時間がかかったり失敗したりすることでたくさん考える子どもたち。
大人のわたしはそんな彼らから「子どもだったころを思い出せよ」と
言われているような気がしました。

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無事に火を起こしてかまどの薪を燃やして、
かかっている鍋に入っているのは豚肉と玉ねぎとシラタキ。
作っているのは豚丼です。

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鍋一杯にできあがった豚丼をかき込んでいるススだらけ汗まみれの子どもたち。
ピースしてるのは卒業生ボランティアのお兄さん。

本当はこのあと色んなことがありました。

虫取り
肝試し
寮のシャワーを借りたお風呂タイム
外遊び
体育館遊び
テントや
体育館で寝て
夜中の虫取り
早朝の虫取り
朝ご飯
水鉄砲つくり
水遊び
流し素麺
スイカ割り

ここには書き尽くせないことがほんとうにたくさんあったのですが
私だけではなく、参加した人たちは今ごろキャンプの色んな場面を思い出して
キャンプで見たことやったころをだれかに伝えたりしながら
あれはどういう意味だったんだろう、とか
あれはそういうことか!
なんて振り返っているんじゃないでしょうか。

小学生が29人集まっただけでなく、
在校生、卒業生、在校生保護者、卒業生保護者、
たくさんのボランティアが自由の森に集まってくるのは
それがなんとなく楽しいだけの準備されたキャンプではなくて
そこに来て人と会い、一緒に何かをすることで、
すこし難しくて楽しい宿題のようなお土産をもらえるからかなとおもいました。

参加した小学生の子どもたちが、
自由の森にこのあとまた来てくれることになっても
もしかしたらもう自由の森に来ることはなくても
夏の二日間、普段得られないものを体のどこかにしっかり刻んでくれてるといいなと
いっしょに過ごした子どもたちの顔を思い出しています。



卒業生保護者 なりたてほやほや

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久しぶりの自由の森。
写真は「あまんゆ」のOさん。
食堂前のテントで珈琲いれてるところ。
撮ってもいいい?
ブログに載せてもいいい?
ということで快く撮らせてくれました。
後ろに見えるのは満開の八重桜。
ほんとうにうららかな一日でした。

今日は授業参観と保護者会で、わたしはJiモールのお手伝いに。
夫は、友人の娘さんでこの春中学に入学したMちゃんの授業参観に。
それぞれの目的で卒業生保護者なりたてほやほやの一日が始まりました。

(ちなみにJiモールとは、自由の森につながりのある人や法人の物品販売を行うことで、売り上げの一部を学園に寄付し、財政的支援をおこなう組織です。)

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こちらは『森の手』。
手作り品を売るお店。

実はわたし、悩んでました。
なにを悩んでいたか。
(卒業したらどうしようかなあ)って悩んでいたんです。
自分が卒業するわけでもないのにおかしいですよねえ。
悩んだ結果、一番身近だった『森の手』に加えてもらうことになりました。
でもほんとうに「自分の進路」について考えてました。

自由の森という学校であり教育運動でもある場に触れさせてもらった6年間。
それをこれからどう生かして続けていこうかなあと。

6年前、このブログをはじめるときサブタイトルに書きました。
「学校は生き物。だって取扱品は生ものですもの」って。
それはこんな意味がありました。
学校はそこにいる子どもたちと教職員によって出来上がってる。
それを支えるのが保護者。
そこには卒業生も卒業生保護者も入っていないとおもっていました。
学校は、今そのときそこにいる人たちによって作られていく。
それでいいし、それが自然のことだと。
そうやって学校は作られていくんだと。
その気持ちは今も変わってません。
主体である子ども。
それを見守る教職員。
それを支える保護者という位置関係性。
卒業生保護者は速やかに場所をあけるのがいいよなあとおもっていました。
でもその反面、卒業生保護者にしかできないことがあるかもしれないということも考え始めていました。

思えば6年前。
娘が中学に入学した春に出会ったのが、当時高3の保護者だったみなさん。
自由の森初心者マークのわたしからはとっても大きく見えました。
どうすればこの学園を守り育てられるかを真剣に考え、独自の学校説明会を企画したり。
子どものこと、教育のこと、学園のこと、それらをていねいに考えながら、それらを形にしようと走り回っている皆さんの存在は、自由の森に子どもを入れたばかりの私にとって新鮮でまぶしいものでした。
そのなかのお一人が、今Jiモールの代表を引き受けて奔走していらっしゃる鈴木さん。
人のつながりって縁ですね。

今日、Jiモールの準備をしていた時のこと。
朝9時前、事務局前、簡単な打ち合わせの後、会議室から椅子やテーブルを運んだり。
テントを張ったり、品物を並べたり。
そのうちに授業参観の時間になり、在校生保護者の方たちが、
「すみません、行ってきまーす」とテントを離れて。
それを「いってらっしゃーい」と卒業生保護者が見送って。

ああ、やれることがあった、なにげないやり取りにひとつの答えが見えた気がしました。
それがなんなのかはまだはっきりと言葉になりませんが、「なりたてほやほや」から「若葉マーク」ぐらいになるころには、また何かわかるかもしれませんね。

そうそう、うれしいこともありました。
去年の夏にお手伝いをさせてもらった「わくわくキャンプ」に参加していた当時小6だった子どもさんのお母さんが、今日保護者会に見えていて、笑顔の再会!
キャンプの後、いろいろ相談を受けたりしていたので、喜びもひとしお。
他の卒業生保護者さんと三人で、合格よかったねえと大盛り上がりでした。
これも縁ですね。

入学したときは果てしなく長く思えた中高6年間。
その我が子も卒業し、自由の森に保護者としての席はなくなってしまいました。
けれど今日Jiモールが会議室からお借りした椅子のように、限られたなかで自由の森の時間に加わることができ、子どもがここにいたときとは違った軽やかさと気安さ、気楽さのなかで楽しみながら、この得難くて不思議な学校を応援していけたらなとおもいます。


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山田未来穂









卒業しました

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卒業しました!

1月くらいから、卒業できるの?課題は出したの?
聞きたい気持ちをぐっとこらえ(5回に1回くらいに減らし)
本当にハラハラどきどきしていました。

担任のSさんの、
おかーさんたち、子どもたちの不安を横取りしちゃだめだよ!
ということばをことあるごとに思い出し、
ぐっとこらえておりました。(がんばりました わたし)

そんなある日、保護者有志主催の「卒業を祝う会」の準備で学校に行き、
職員室に寄ったところ
このごろ課題もがんばってますね〜と
日本語科のNさんが声をかけてくださいました。

オペラと演劇をやったあたりから表情が変わってきたね、
自信を持って顔をあげてる感じがするよと言ってもらって
そうなのかーがんばってるのかーとちょっと胸を撫で下ろしつつ
(まだ課題出してなかったのかーと怒りもこみあげつつ)
やっぱり卒業証書をもらう瞬間を見届けるまでは心配でした。



うちの娘はまあどちらかと言うと、
授業はさぼる、課題は出さない、遅刻はする
とまあ親から見ればほんとうになにを考えているんだかの子で。
進路なんてずっと先の話、もしも卒業できなかったらどうしよう?
留年してもう一年やれるような子ではないし
もしそうなったら腹をくくるしかないよね。
卒業だけがすべてじゃないよね
生きいればなんとかなるよねと、
夫婦であーでもない、こーでもないと話しあっていたのです。

ところが今年1月の末のこと。
3年生の授業がすべて終わったあたりのこと。
かあさん、明日からもずっと学校行くから。
演劇とオペラと声楽の練習があるからお弁当よろしく。
と、言って来て。
そこからはもう怒濤の登校。
演劇、オペラ、声楽、演劇、オペラ、声楽。
まるで6年間のうっぷんを晴らすみたいに通いはじめました。
なんで今なのー
お・そ・す・ぎ・る

それでも毎日お弁当をもって出かけ
へとへとになって帰ってきて、
ご飯食べてお風呂に入って
9時半には寝てしまう生活が二ヶ月半続き
オペラの修了公演、演劇の公演、声楽の発表と終わったところで
今まではっきりと決まらないまま悩んでいた進路について
自分から話しはじめました。

実が熟して木から落ちるように、
子どもにも時というものがあるんですね。



そんな二ヶ月半を経て、いよいよ卒業の日。
卒業式はいつもの通り、体育館の真ん中に胸の高さほどある花道が作られ
それがまっすぐ舞台近くまで伸びていて。
思い思いの格好でそこを通っていく子どもたちが楽しげで。
服装が自由ということは、精神が自由であることの証明だということを
あらためて感じた瞬間でした。

主役の卒業生の席が舞台にある自由の森の卒業式。
舞台にあがった子どもたちは、みんな「これが私」と胸を張っているように見え、
偏差値やテストの点数で分断させられることなくここにいる子どもたちの
楽しそうな顔がまぶしくてまぶしくて。

堂々とそして明るく歌う子どもたちの合唱は
擦り切れた大人たちへのエールのようにも聞こえてきて涙涙でした。



本当によく通いました。
親も子も遠く飯能まで。
えっちらおっちら。

学校なんてもうなにも期待できないって
おもって辿り着いた学校だったのに
どうしてこんなに通えたのかと言えば
自由の森が学校らしくない学校だったからかもしれません。

「学校」っていうことばが持ってる「嫌な味」がしない場所で
子どもも大人もいろんな人に出会い、そのたびに立ち止まって
考えて学んだ6年間だったような気がします。

子どもが自由の森に入ったことで開いた扉のむこうに、
こんなにたくさんの出会いと学びが待っているなんて、
6年前のわたしは知りませんでした。

ていねいに生きている素敵なひとたちに
本当にたくさん出会わせていただきました。
それは教職員のみなさんだったり、保護者だったり。
生徒だったり。卒業生だったり。

とにかく子どもが生き生きと通えそうな学校だということだけで
ほっとしていたあのころの自分に、
もっといいことが待っているよと教えてあげたいような、
でもやっぱりもったいないから黙っておきたいような。
卒業して今ちょっとばかりさびしい気持ちになりながらも
ここで出会ったひとたちとのつながりが
これからも細く長く続いていくだろうというおもいが、
胸のなかに確かな灯りとなって灯っています。



そして、6年弱書いてきたこの観察日記。
すっぱりやめてしまうことも考えたのですが、
卒業生保護者としてもうすこしだけ書かせてもらおうかなとおもっています。
世の中があらぬ方向へ行ってしまわないように、
自由の森みたいな「日本の学校」らしくない学校と
たくさんの子どもたちが出会ってくれるように、
ささやかながら書けることをさがしていきたいとおもっています。

というわけで、
お時間があるときに、のぞいていただけたらうれしいです。

第27期 卒業生保護者(なりたてほやほや)山田未来穂

いよいよ明日は卒業式

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6年間通った自由の森。
今年になってから、すべてが「最後」で。
最後の体育祭、最後の学園祭、最後の音楽祭、最後の学発。

中学に入ったときは、6年かー長いなあ〜と思ったのに、
終わってみればあっと言う間。
月並みですけど、ほんとうに色んなことがあって
駆け抜けた6年間でした。

途中、震災で中学の卒業式が延期になり
そのあとの3年間は原発事故の影響から子どもを守るということが
頭から離れない3年間となりました。

世話人だー
有志だー
会議だー
飲み会だー

と、毎月毎月なんだかんだと飯能に通い、
子どもを通わせたっていうよりは、
親が通った自由の森だったなあとおもいます。

ここでいろんな人に出会いました。
ていねいに生きてる同世代のひとたちに出会えたこと。
本当にしあわせでした。

保護者とか教職員とか、大人とか子どもとか。
そういう立場なんか軽々と越えてしまう出会いを
ここでたくさんもらいました。
子どもが自由の森に入って開いてくれた窓のむこうに、
今まで知らなかった世界がありました。

6年前に書き始めたこのブログ、まだ読み返してはいないんですが
たぶん最初のころは驚くことばかりでかなり興奮して書いていた気がします。
そして少しずつ自由の森を知って感じてかんがえて。
なんでだろう?とか
どうして?とか

親たちで集まれば「自森ってさあ。。」という話で盛り上がり、
子育てのこと教育のこと、日本の学校のことで盛り上がり。
自分の子のことのみならず、他の子のことで喜んだり考えたり。

みんなに育ててもらいました。
子も親も。

本当にここでもらった出会いが
私のなかに、ぽっとそこだけ明るい灯をともしてくれています。

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やっと雪が溶けた自森坂には、よもぎがちいさな葉を開いています。

いよいよ明日は卒業式!
ブログはまだまだ続きます!



生徒たちによるオペラ『魔笛』

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行ってきました。
生徒たちによるオペラ『魔笛』。
毎年毎年、音楽科の教員のみなさんのご指導で、
選択講座をとっている生徒たちがするオペラの公演です。

うちの娘は、頭のなかには音楽しかないんじゃないかと思うくらい、
小学校からずっと好きで続けているのが音楽で
高校生になったとき一番楽しみにしていたのが
声楽の授業を取ること、オペラに出ることでした。

音楽科のコースがあるわけでもない普通科の高校で、
これだけ層の厚い教員のみなさんに指導してもらえることは
親からみても有り難いなあ、ぜいたくだなあとおもっていたので
二年続けて声楽の授業を取り、今年卒業する三年になって
オペラに出るということは、本人だけでなく親にとっても
ものすごく楽しみなことでした。

高3になったらオペラがあるんだよ〜と
話には聞いていたものの
はじめて観に行った今回。

中学のころから一緒に育ってきた顔見知りの生徒さんが
立派に成長され、舞台を清々しく動き回り歌っている姿、
そのほかの生徒さんたちののびのびとした演技と歌、
娘が尊敬している音楽科の教員のみなさんが、
4台のキーボードを使ってオーケストラ演奏を再現してくださっている様子、
そのなかで好きな歌をうれしそうに歌っている娘の姿、
ほんとうに「ありがたいなあ」という思いでいっぱいでした。

ですが。。。
初日の公演を観に行った昨日、
他の生徒さんはきちんと衣装に合う靴を履いて演じているのに
娘だけがまさかの裸足。

えーー!
なんでーーー!
と心で叫べどもどうすることもできず、
家に帰ってきてそのことを娘に聞いたところ
だってちょうどいい靴がなかったんだもん!と
娘は母の指摘に、お疲れお怒りお腹立ち。

ないならないって相談してくれれば良いのに!
とは言えず、
まだ開いてるお店もあるだろうから見に行こうか?と
親ばかでおせっかいで過保護丸出しのわたしに
「いい」ときっぱり。
「あしたドンキで白いタイツ買っていってそれ履くからいい」とばっさり。

あああ。
今日の公演良かったよ、とそれだけ言えばよかったなあと
後悔しはじめたそのとき
まるでドラマのように電話のベルが鳴りました。

今日娘が素足で演じていたことに気づいた、
同じく出演されている生徒さんの親御さんが
気にして電話をかけてくださったのでした。

わたしにはぶっきらぼうの娘も、
よその親御さんのご好意には
きちんとお礼を言える位には大人になっていたようで
その方から白いヒールのある靴をお借りすることとなったのでした。

二日目は雪のなか、
学校あるのかしらと言いつつ
とにかく行ってみたほうがいいとお弁当を持たせて送り出したものの
雪はどんどん降ってくるし、
天気予報では天候の悪化を言い始めていて
二日目の公演は延期かなあとおもっていたとき
娘からメールが入りました。
「オペラ2時からになったよ!」

これはもう観に来いということね!
と、親ってほんとばかですね。
雪降るなかを出かけていきました。

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おかげさまで靴を履いている娘の歌に、
初日よりゆったりと耳を傾けることができ、
靴を貸してくださった保護者のかたにもお礼が言え、
一緒に舞台にたった他の生徒さんの親御さんともあいさつを交わせて
忘れられない一日になりました。

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オペラを観終えて、外に出るとものすごい雪!
早めの最終バスに、出演した生徒たちも観客も
みんな一緒にわいわいと乗り込んで、
雪の自森坂を後にしました。

お世話になった音楽科の教員のみなさんや
いっしょにオペラの舞台に立ってくださった生徒のみなさん、
照明や舞台の大道具小道具などを担当してくださったみなさん、
そのほかたくさんのみなさんのお陰で
こうして娘は歌うたのしみを感じる場をもらうことができたのだなあと
やっぱりわたしの感想は
「ありがたい、ありがたい」の一言でした。



2013音楽祭 共鳴爆発

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早いもので、最後の音楽祭になりました。
小学校卒業し、まだまだランドセルのほうが似合う娘とともに
自由の森に来たのは6年前のこと。

入学が決まったときの娘の喜び、親の安堵感。
そして自森坂を上りながら
あーこれから6年も通うのかー
長いなーと感じたあの日のこと。

その後、むすめは順調に爆発(!)し
別の高校に通っていた息子も自森の編入試験を受けて入学、そして卒業。
先に入った娘も、とうとう高校3年になりました。

今年に入って、最後の学園祭、最後の公開研、最後の音楽祭。。。
最後最後のオンパレードで、きれいな空を見上げるたびに、
ああもう今年で終わりかーとしんみりしそうになりましたが、
いやいや、自森はいつでも開いてる、
これからも自分なりのやり方で、
この奇跡みたいな学校を応援していけばいいんだーと
思い直し、体育館に入りました。

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体育館の入り口には、今年のテーマ「共鳴爆発」。

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実行委員会の生徒さんが手渡してくれたプログラム。

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あいかわらずの実行委員会のリーダーシップと主体性と手作り感と
それからそれから

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音楽!


自森には音楽がある。
これは6年通ったあいだで、一番変わらなかった実感でした。

娘も息子も通った公立の学校で、
子どもたちが歌を歌わなくなっていくのはなぜなのか。
その答えをいつも自由の森の音楽祭のなかに見ていました。

歌は歌うものであって、
歌わされるものではない
そんな簡単なことが、実はとってもむずかしいんですよね。
今の社会、今のこの世の中。

歌は、歌を歌わせたい人たちの手のなかにあってはいけない。
歌は歌いたい人たちの手のなかになければいけない。

簡単でとっても難しいことが
自由の森にはあるんですね。

最後の音楽祭!
とおもったけれど、
この半月後、良い知らせが届きました。

自由の森で知り合って、親しくなった友人の末のお嬢さんが、
4月から自由の森の中学1年生になることが決まったのですー
来年は、中学合唱を楽しみに行きますよ、音楽祭!





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